Vol.4唇は賢いです
ハイサイお天道様ありがとう 今日も絶好調
ご愛読に感謝!、感謝!、感謝! いつもツイている狂気と無頼の男ノブでございます こんにちは 土砂降りのあと 快晴 蒸し暑い一日でした 九州・四国は台風でお気の毒ですね 被害のないことをお祈り申し上げます さて 自動ドア取替え工事の立会いも終わり また 安全面がアップいたしました ほっと一息といったところです では 開講 今回は唇の賢さに スポットをあわせてみましょう 唇の働きというと どんなことが思いつきますか ・キスをする愛情表現としての働き ・言葉の発声や口笛などの働き ・物を咥える道具としての働き ・物を確かめるセンサーとしての働き ・食べ物を取り込む働き ほかにも細かいものはありますが ざっとこんなところでし ょうか 今回は 最後の二つ ・物を確かめるセンサーとしての働き ・食べ物を取り込む働き について お話させていただきましょう と ここでいきなり実験 まず お口につばをためてゴックンと飲み込んでみましょう では続いて 口をあけたまま 溜まったつばを 飲み込んでみましょう いかがですか? 口をあけたままでは うまく飲み込めないでしょう? そーなんです 基本的に食べる動作 とくに お口の動作 このスイッチのような働きを持っているのが 唇なんです 専門用語で 上唇が じょうしん 下唇が かしん といいます つまり この唇が閉じることで 食べ物をこぼさないように働 くだけではなく のどの奥のほうへ 圧力がかかり これによって 食物が送り込まれるわけです つまり 流れてゆく訳ではないのです ここ大事です そして その前提として ・食べ物の温度を感じる ・食べ物の硬さなどの物性を感じる ・食べ物の大きさを感じる 以上のようなセンサーとしての働きがあり これにより お口の中での食べ物の処理について 豆腐は噛まない せんべいは噛むなどと それぞれ 的確に判断しているわけなんです つまり 現場の司令塔ですね では そんなことを踏まえて 食事介助(食事を食べるお手伝い)について考察すると ・しっかり唇で食べ物を取り込ませる このことが大変重要に成ってきます 間違っても 口を開かせて 中へ放り込むことは 危険かつ残酷な仕打ちとなります また スプーンなどを用いて介助する場合 高い位置から 行うと視線が見下ろすようになり 好ましくないといわれておりますが それ以上に 食べ物を取り込む際に 首が後に反った状態とな り 結果として ムセ安い姿勢を作り出してしまうことにも 注意する必要があります 摂食機能療法といえば 「唇に始まり 唇に終わる」といったぐらい 重要なポイントなんです 以上 唇の大切さについて書き連ねましたが 解り難いこともありますので どうぞ遠慮なくご質問くださいね ではまた |
投稿日:2007年8月2日 カテゴリー:お口の健康アドバイス